本研究室について(研究室責任者雑感)


 今の世の中、環境問題に無関心の方はいないでしょう。しかし環境問題といっても、「身の回り」の環境問題から「地球規模」の環境問題まで、その種類にしてもサイズにしても、どこから手をつけて良いかわからないといった状態ではないでしょうか?

 本研究室は環境問題の中で水をキーワードに扱っています.

 水は人が環境中で生活を営む上で欠かせない因子です.
 従って,水を通じて環境問題を考えれば、より具体的に問題を認識することができ、その解決法についてもより具体的に考えることができるでしょう。

 本研究室は環境工学という名称です。この工学の意味とは、主に「様々な現象や事象を定性かつ定量的に扱い,その解決方法を具体的に提案していく」ということと考えています。

 定量的に扱うことが如何に大事かということを例えて言うならば、食塩の取りすぎは高血圧を招きますが,かといって 「食塩を有害物質だ(定性的結論)」と言うのは短絡的すぎます.ここには「食塩は一日◯◯g以上摂取すると、高血圧が原因で死亡する確率は◯◯%になる(定量的結論)」といった考えが欠如しているからです.

 工学にはこの様な定量的な考え方が欠かせません。

 本研究室は、以上のような観点を持ち,環境に関する問題点に対して定量的に評価し,具体的な解決法の提案を行っていきます.

 現在は主に人体へ悪影響を及ぼす病原微生物をどうやって制御するか(消毒方法)といった研究や,水使用量の将来的動向を如何に予測するか,また途上国において最適なオンサイト型排水処理のシステムはどの様なものなのか,といった研究を行っています.
 このような研究に興味がある方でも,その他の環境問題(特に水関連)に関する研究に興味のある方でも,当研究室は歓迎します.


当研究室にて研究することを考えている方々へ

 本研究室は平成11年4月に立ち上がってから早くも約20年が経過しました.ようやく実験室及び研究室の整備が整い,落ち着いて研究が出来るようになりました。
 また平成27年4月からは中久保先生が研究室にご参加くださり,指導体制の充実化も進みました.
 しかし研究室で実質的な指導をしてくれる上級生(大学院生など)の数は年毎の変動が大きく、その点各個人が自分で行わなければならない状況もあるかもしれません.
 ただそれは,それだけ自分の研究テーマについて,自分が全責任者となり、かつパイオニアなのだという自覚をもって研究ができるということでもあるのです。
 是非やる気を全面に出して研究に取り組んで頂きたいと思っています.


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